よくわかる、大西洋一弁護士のリーガル・ハイな法律用語集 kabumatome.doorblog.jp/archives/65742…
— 全力2階建さん (@kabumatome) 2013年4月14日もうとまらない、大西洋一弁護士のリーガル・ハイな法律用語集 bit.ly/11iyHjq
— 全力2階建さん (@kabumatome) 2013年4月17日
【副詞】「明らかに」「全く~」などと主張内容を強調するために用いるが、法的にはあまり意味がない。個人依頼者は「自分の気持ちを酌んでくれた」と肯定的な評価をすることが多いが、主張書面で多用すると相手からも裁判所からも嫌われる。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月15日
【うるう年】2月が29日まである年。1日当たりの民事法定利息が5/366%に減額され、遅延損害金や利息の計算の手間を増やす年なので法曹や法律事務所事務局からかなり嫌われている。一般的にも2月の労働日数が1日増えるのに給料にそれが反映されないので嫌われている。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月15日
【やさしい言い方】弁護士が顧客に助言するときに問題となるテーマ。顧客満足度とも関係がある。→友人からの法律相談にて…。「過失割合が結構あるから被害者請求のほうがよさそうだな…」「もう少しやさしく言ってよ」「か し つ わ り あ い が…」「話し方じゃねーよ!」
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【顔面醜状痕】後遺障害の一つ。労働能力喪失の有無・割合がよく問題となる。外見が悪くても労働能力は落ちないと主張された裁判の反論で「裁判官ならともかく民間では多大な影響があり、選択する職業如何では大きなハンデとなる」と主張して喪失率2割をとったことがある。裁判官は超美人だった。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【法律家ゴマ】10年以上更新が止まっているが下記ホームページを管理していた自称法律家。正体は本人の自白でもない限り不明だが、某高裁部総括判事という噂もある。これだけ主義主張や文体が出ちゃってるからわかる人にはわかるかもしれない。2ch.site90.net/law/
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【終電】業務多忙な法律事務所に電車通勤する弁護士が仕事を切り上げて帰宅準備をするきっかけとなる電車。そういう事務所はその分始業時間が遅いか始業時間が適当だったりする。単純に1日のタイムテーブルを早めにずらせばいいような気もしなくもない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【弱者】社会的に弱い立場の人。制度の不備や無知で本当に困っている人と、自己の立場を都合よく利用して制度を活用・濫用する自称弱者との区別をどう付けるかという問題意識が近年高まっている。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【時機に遅れた攻撃防御方法】時間稼ぎの意図はないが、当初の見立てが甘くて補充の主張をする、通ると思っていた主張が尋問で崩れたので別の主張をせざるを得ない、絶対に負けたくない当事者が主張してくれ出してくれとしつこいので出すことになった主張や証拠という場合がほとんど。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【披露宴スピーチ】披露宴会場で新郎新婦の結婚をお祝いするスピーチ。普通の新郎新婦でもまるで非の打ちどころがない素敵なカップルであるかのようにほめることが期待されており、弁護士として培った能力や技術のすべてが試される場でもある。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【加藤新太郎】東京高裁部総括判事(民事)。実務家向けの本を多く出している。ダジャレ好き。期日はゼミのように議論や理解を深める厳しい質問をしてくる。当職は2件当たったことがあり、1件勝訴1件敗訴であるが、いずれも判例タイムズに掲載された。面白いし勉強になるのでまた当たりたい。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【男性実務法曹】裁判官は地位と女、検察官は酒と女、弁護士は金と女に弱い。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【裁判官の報酬】裁判官の報酬は在任中減額することができない(憲法79条6項、80条2項)。裁判官が圧力や経済的事情に左右されることなく職務に専念できるための規定であり、司法の独立の一つである。政治家が減額できるようすべきか議論しているが、そんなことしなくてもインフレを起こ…以下略
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【自殺】自ら命を絶つこと。自殺は犯罪ではない(不可罰)。しかし教唆したり手助けすると犯罪になる(刑法202条)。なお心中を持ちかけて後から追死すると誤信させて自殺させた事例で、自殺教唆ではなく殺人罪の成立を認めた最高裁判例がある。当職から一言。自殺は絶対やめましょう。死にますよ?
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【主文後回し】判決は普通は主文が先だが、被告人が死刑判決で頭が真っ白にならないよう死刑判決のときにはこの方法がとられる。ただし主文後回し=死刑というわけではない(オウムの林郁夫裁判のときは無期懲役判決だったが山室裁判長は理由から述べるというフェイントをかけた)。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【オーバーワーク】体の超回復機能よりも肉体酷使によるダメージが上回っていること。またはそのような激しい訓練のこと。ダメな奴ほど主張する。当職のピザデブの友人が痩せたいというので腕立てをさせたら10回くらいで「これ以上やるとオーバーワークになるから」と拒否されたことがある。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【健康診断】年齢と比例して関心が高まるものの一つ。本来は普段の健康状態を診断するものであるが、健康診断に備えて断酒したり野菜を食べたり運動したりする人もいるので、その存在自体が健康に役立っているという側面がある。忙しい弁護士はつい受けるのを忘れがちなので注意。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月16日
【芦部信喜】日本の憲法学者。元帝国陸軍少尉。憲法は条文が少なく、日本語的にもそっけないので解釈に関する学説や判例の研究(これも学者の見解や論争が出てくる)が必須であり、この人を避けて憲法をかじるのはまず無理(避けようとしてもどうしても出てきてしまう名前)。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月17日
【エイプリルフール】4月1日は嘘をついてよいという風習。法的には通用せず、4月1日だからと好き勝手な発言をしていると、心裡留保、懸賞広告、不法行為、偽証罪、名誉棄損罪、信用毀棄罪、威力業務妨害罪、金融商品取引法違反(風説の流布)などで痛い目に遭う可能性がある。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月17日
【親権停止の審判】H24年4月から施行された親権の行使が困難又は不適当で子の利益を害するときにできる家裁の審判(民法834条の2第1項)。輸血が必要で命にかかわる子供の親が宗教上の理由で拒否→親の親権を停止し、子供に輸血させて命を救うなんてこともできるようになった。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月17日
【否認事件】被疑者・被告人が自白せず争っている事件。単に「否認」ということもある。裁判所のエレベーター内などで女性弁護士と「最近ヒニンしてないな~」なんて会話をすると、乗り合わせた一般人がびっくりするので気を付けたい。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月17日
【東京地裁・高裁の入り口の手荷物検査】オウム裁判のころから始まった(テロ防止?)。他の裁判所ではやっていないし、今でも検査の必要性が高いとも思えないので廃止でいいはずだが、なかなかつかない予算が一度つくと今度は漫然と継続してしまうというお役所体質がよく表れている制度ともいえる。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【島耕作】女性にだらしないまま女性に助けられて社長になった漫画の主人公。法的にも常識的にもいろいろ問題は多い。漫画は島耕作の役職に応じて課長島耕作、社長島耕作などとタイトルが変わる。言うまでもなくフィクションであり女性関係の部分を社内・取引先で真似するとたぶん大変なことになる。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【裁判所事務官】裁判所内の事務をあれこれする公務員。出世する気ゼロの開き直った事務官と定年間近の高等裁判所部総括判事は裁判所における二大「怖いものなし」な存在である。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【我妻榮】日本を代表する民法学者。亡くなって約40年、今でも実務法曹に多大な影響を与え続けている。日本の民事裁判官に愛妻家が多い理由の1つ。→「やっぱり我妻が一番だよね」
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【顧客満足度ランキング】顧客満足度の順位。顧客満足度が高ければそれだけ業績もよくなると信じて各社ランキングを上げるべく業務改善に励んでいる。業績が悪いのにランキングだけ高いという会社は、多分手段と目的を微妙にはき違えている。※当職の自己満足度ランキングは39年連続第1位です。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【保護観察】トキなどの絶滅のおそれがある動物を保護・観察すること(笑)…ではなく、非行少年や被告人を実刑にせず、非行内容や罪に応じて守るべき特別遵守事項を課し、保護司による保護観察の下で社会生活を送らせながら更生させる処分。違反が重なれば執行猶予が取消されることも。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【文理解釈】素直な日本語通りの意味に読む解釈。「お昼まだですよ。じゃあ一緒に食べましょうか」→意中の女性からこういわれたとして発言をそれ以上でもそれ以下でもなく解釈すること。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【類推解釈】類似した甲乙2つの事実のうち甲についてだけ規定のある場合、乙についても甲と同様の結果を導く解釈。先程の例で、男が「ランチがOKならディナーもOKなはずだ」と解釈すること。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【反対解釈】類似した甲乙2つの事実のうち甲についてだけ規定のある場合、乙については甲と反対の結果を導く解釈。先程の例でいえば、女性が、「ランチだったからOKしただけです。ディナーはOKしていません」と回答するときに使う解釈。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【過労死裁判】原告代理人、被告代理人、裁判官の三者それぞれが、自分の労働時間をつい計算したくなってしまう裁判。(´へ`)(>_<)(´ー`).。oO(あれ?この人より俺の方が働いてる??)
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月18日
【遺言(いごん)】死後の法律関係を定めた意思表示。結構形式がうるさいので書くなら詳しい人にチェックさせた方がよい。なお、遺書とは似て非なる物である。「ねえお父さん、遺書を書いてよ」と言うと、暗に死ね(自殺しろ)という意味になりかねない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【スーパーサイヤ人】ドラゴンボールのサイヤ人が一皮むけてパワーアップした状態になっている状態。覚醒剤使用の被告事件の調書で「覚醒剤を使うとスーパーサイヤ人になったような全身の毛が逆立つような…」という表現を見て以来、当職にとっては覚醒剤の連想ワードになってしまっている。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
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