誰かが言った。IRは文学であると。
え?言ってない?

エル・シー・エーHD「法人事業税の滞納で当社の銀行口座にある預金5万6327円が差押えられました

会社名変わりすぎ、上位株主変わりすぎ、輩出された人材もクセありすぎ、そして上場企業として追い込まれすぎ、色々と過激な東証2部エル・シー・エーHDが心震えるIRを連発してくれましたので紹介します。
1月、
有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定に対して
「何らか反論したいとの意向はあるものの、株主保護のためには指摘を受け入れざるを得ないと判断いたしました」

「このまま対決姿勢を貫いても、資金不足から倒産、上場廃止の懸念も高まる可能性もなしとは言えないと判断したからです」
2月、
クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件で主任弁護人として勝訴を勝ち取った小松正和さんから顧問料972万円を踏み倒した件で
「元顧問弁護士から顧問料の支払いの件で訴えられました」
「今後、裁判所を通じて債務の一部免除や支払方法等について原告と協議を進める方針です」
3月、
踏み倒した件で
「元顧問弁護士から訴えられた顧問料未払いの件は月5万円の分割払いで和解しました」
5月、
臨時株主総会を開催する件で
「人手不足のため
問い合わせ先が社長」
10月、
滞納していた税金の件で
「法人事業税の滞納で当社の銀行口座にある預金5万6327円が差押えられました」

なんということでしょう、1社目からもうお腹いっぱいです。
数々のトンデモIRでボクらを魅了したクソ株の名門インスパイアーの上場廃止を忘れさせてくれるには充分すぎるラインナップ。

現在の主な事業は企業経営全般にわたるコンサルティング業務ということですが、「まずは自分の会社のコンサルティングどうにかしろ」というツッコミは既に定番化しております。
2014年の株価は、高値8円・安値3円で一桁台に沈殿したまま。
この会社の行く末を一番心配しているのは2年後に一括で680万円を受け取る予定の元顧問弁護士マッサンかもしれません。
すみません、つい出来心で小松先生のことをマッサンと呼んでしまいました。


京王ズHD「光通信」

元祖ブラック企業の光通信に無謀なケンカを挑んだのが京王ズホールディングスとノジマ。
えっと、京王といっても京王電鉄とかじゃないです。ズです。
東北中心に携帯販売屋やってる京王ズです。ズが付いてます。
粉飾決算や創業者グループの暴走でガタガタになったところに光通信が救いの手を差し伸べた京王ズです。
でもズの経営陣は途中から光通信のことがウザくなったようで、ノジマと組んで光通信の持株比率を薄めて筆頭株主から蹴落とす算段を立てました。
とるかとられるか、まさに仁義無き戦いです。
ズ「こら、光、ワシ等にはのう、ノジマさんというたーんとお金を持っておられる方がついておられるのよ。これからはオドレ等の好きにはさせんけえ、よろしゅうな。喧嘩じゃ喧嘩。矢でも鉄砲でも持ってこいや!
→ノジマとの業務資本提携及び第三者割当による新株発行(持株比率はノジマ52%・光通信10%へ)
光「この口がようそんなことが言えたもんじゃのう。(粉飾等)お前んとこのやんちゃもお目こぼししとって、(代理店の扱いでは)他のもんより目えかけとったのに、このザマか。こっから仰山シバキあげたるけえ、覚悟しとけよ
→光通信が京王ズの株を22.48%(+1.02%)に買い増し&新株式発行の差止め仮処分の申立て
ノジマ「光 さん、今回のことはホンマにすみません(土下座)<(_ _)>。今回んことは、こいつの口車に乗せられたことですんで、光さんに弓引く気持ちなんぞありゃあしません。それを証拠に、今回の出資の件、ありゃあ見送らせていただきますけえよろしゅうお願いします
→ノジマが新株発行の払込を延期
ズ「(゚o゚;

→ノジマから払込を延期した理由を知らされておりません。理由を書面で回答するよう照会中です。
ズ「裁判所も光さんのやり方はエグでと言うとるで」
→光通信による新株式発行の差止め仮処分の申立ての却下決定
と最初は勢いが良かったものの
光「まだまだ終わらんよ」
→即時抗告
光「どんどん追い込みかけるで、どっちを取るか、よう腹きめとけよ」
→京王ズに対する条件付TOB
ズ「焼き土下座」
→京王ズは光通信のTOBをのんで光通信系の役員に総入替えするかたちで和解成立

光「おんどれらの全面降じゃけん。伏盃がないけん、これで腕切って血すすらんかい」
光通信さん激つよですわ。光通信といえば、重田康光会長と鼻が激似の重田光時さんが聖闘士星矢のリアル城戸光政を目指した件でも話題となりましたが、これ以上は深追いしないほうが良さげです。

メガネスーパー「単月黒字達成記念に株主優待クオカード500円」

毎度の赤字幅拡大の下方修正でお馴染み、メガネスーパーが21億円の債務超過に陥って上場廃止寸前まで追い込まれました。
こうなってくると資金調達と上場維持のためには、なりふり構ってられません。
メガネスーパーの火事場のクソヂカラというモノがIRにも反映されます。
ひとけの少ない週末の深夜、日付が変わる23時55分というタイミングを狙ってクソ決算を発表して、東証の適時開示情報のトップページには5分だけしか見えないようにしたり。
そのくせ、「32ヶ月ぶりに3月単月が黒字となりました」ってIRは昼間の場中に発表したり。
「3月単月が黒字化ってなんだよ、パチンコやってるオッサンの自慢かよ」
「増税前駆け込みじゃないと黒字にすらならないのかよ」
「むしろ32か月連続赤字だったインパクトの方が大きい」
という陰口も叩かれたり。
肝心の債務超過解消については、2013年5月、ライツ・オファリングに手を出すも失敗。
満足な資金調達の代わりに、株のジャブジャブ化によって流動性が5倍化となりました。
次に2013年10月、MSワラントに手を出して急場凌ぎ。これでもお金は足りません。
更には、2014年2月、流動性が3倍化となるおかわりライツ・オファリングに手を出します。
なんとかこのライツ・オファリングをもって債務超過を解消させたいメガネスーパーは、なんと「単月黒字達成記念と上場10周年」と称して500円の株主優待クオカード(メガネ屋で使える特別優待券付)を発表。
そう、これに投資家が食い付いて、おかわりライツ・オファリングにも応じてくれることを願って。
「債務超過の会社が株主優待って素敵ですね」
「線香花火の最後の輝きみたいだ」
「メガネ屋で優待を使う前に潰れないのか?」
「無事にクオカードが届くまで会社あるの?」
「この株主優待の権利取りってパチンコより少しリスクが軽いぐらい?」
「ここまで来ると応援してあげたい(ただし株は買わん) 」
こうしたツッコミにも負けない頑張りが奏功して、メガネスーパーは上場廃止を免れることに成功しました。
ちなみに、その副作用として30円台の株価は117円まで上昇しましたが、病状が落ち着いた大納会の終値は44円でした。

新日本科学「このたび新たに発表されたSTAP細胞についても試験手法の確立や早期臨床応用実現の支援を行っております

株価対策としてのIR。
新興市場のバイオセクターにはIRを駆使して株価対策を行う会社が多数存在しております。
その中の一つが新日本科学。
名前からしてなんだか凄そうなバイオ企業ですって?
いえいえそうでもないです。日本通信と同じく名前負けのやつです。
そんな新日本科学がSTAP細胞のブームに乗じて「株式会社新日本科学の発生再生医療への取り組みについて」というIRを発表。
内容は特に目新しさもなかったのですが、STAP細胞という文字をしれっと紛れ込ませてそれっぽい感じに仕上げてきやがりました。
これにイナゴ投資家が反応して株価はストップ高に。
「言うだけはタダ」
「俺、東大受けるつもりだから東大受験生ってのと変わんない
「みんなSTAPやるやるって言えばいんじゃねwww」
市場関係者も大笑いの株価急騰劇となりました。
もうね、STAP細胞と株主優待にクオカードで株価なんてどうにでもなるんじゃね?
そんな風に思ってた時期、2014年にありました。


リプロセル「STAP幹細胞と当社ビジネスの関係について

上場半年ちょっとでMSワラント100億円の資金調達しちゃう欲張りさん、リプロセル。
新日本科学のIRプロレス技を真似したかどうかは分かりませんが、こちらの新興バイオ企業もSTAP細胞ネタに食いつきました。
おそらく流行に敏感な社風なのでしょう。
「メリルリンチ日本証券が営業かけてるMSワラント?株券印刷機?流行ってんなら乗っとけ」という当時の勢いさながらに、
「STAP細胞?本当にあるかどうかは知らんけど流行ってんなら乗っとけ」って感じで、やりやがりました。
できました~、「STAP幹細胞と当社ビジネスの関係について」
(デデーン)
すみません、デデーンは見せ板です。

このIRの中身は声に出して読みたいというほどの内容も目新しさもなく、
「STAP細胞の仕事が来たら頑張る。頑張り方は別の細胞で練習してるし大丈夫」的であり、
「今後とも企業価値の向上に全力を尽くしてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします」的であり、

「どうせ素人にはバイオ関連の用語なんてわからねーから、てきとーに言っとけ」的な
やつです。
そう、まるでチラシの裏に書くようにササッと仕上げた感じのやつ。
本当に中の人は楽しそうでゾクゾクします。
でも、この中身の無いIRで見事に株価はストップ高。
もうね、「STAP」って名前の企業が上場すれば公開価格の10倍くらいいくんじゃね?
そんな風に思ってた時期、2014年にありました。


大幸薬品クレベリンの広告表現に問題があっただけで空間中のウイルスや菌を除去する性能に問題はないので製品回収しません」 

空間除菌のクレベリンの売上が予想を上回って業績を上方修正した大幸薬品。
その矢先に消費者庁から「効果を裏付ける根拠がない」と表示変更の措置命令が。
タイミングが良すぎて震えちゃいます。
消費者庁が言うには、クレベリンが空間除菌してるんだぞ♡という広告の仕方については消費者のためにならないから、むしろクレベリンの方を除菌するよ
ってことみたいです。
そんなこと言ったら正露丸もどうなのって話ですが。
ほかにも色々あるじゃないですか。
「ピップエレキバン」
「プラズマクラスター」
「ナノイオン」
「ゲルマニウム」
「活性水素水」
「スピードラーニング」
もうキリがないのでやめときます。
この除菌命令に対して大幸薬品は
「広告表現に問題があっただけで空間中のウイルスや菌を除去する性能に問題はないので製品回収しません」というIRを発表。
製品回収しないので今後も安心して使用できるみたいです。良かった良かった。
「じゃあその科学的根拠を示すデータはどうなってんのよ?」
「換気のない密閉空間での実験データ?」
「実際問題、人間がそんなとこで日常生活できるの?」
みなさん大人気ないですよ。
正露丸とクレペリンを奪ったらラッパのマークしか残らなさそうな大衆薬の会社だって必死なんです。
今回はこれくらいにしといてあげましょう。


オンコリスバイオファーマ売上の大半を占める抗HIV薬のライセンス契約を解約されました 

新興バイオ企業の赤字転落、下方修正、株券印刷、そんな程度では誰も大して驚くことすらなくなりました。
あるあるすぎて。
逆に悪材料出尽くしで上げていくのを笑ってみていられるくらい度量の広い日本市場って感じです。
しかし、
オンコリスバイオファーマには優しさいっぱいのマーケットからも「そんなのありかよ」というツッコミが入りました。
それは上場4ヶ月足らずの4月、売上の大半を占める抗HIV薬のライセンス契約を米医薬品大手ブリストル・マイヤーズから解約されましたというIR。
はい、崩れた。上場時に立てられた経営方針が崩れました。
このつい3日前には、会社がリリースした事業説明資料に1億150万米ドルが未受領で、今後さらに最大1億7500万米ドルの受領が見込まれるとシッカリ書いてやがりました。
本当に油断も隙もないバイオセクターです。
2013年のペプチドリームの悲劇再び。
「解約の流れは決まってて新規上場したんだろうね」
「バイオの上場目論見書なんてもんは、エビ養殖事業の儲け話の勧誘パンフレットと同程度だよ。 素人には判らないから、好き勝手なことを書いてる」
「ここは上場当初から韓国系株主の売り抜けのためだけの上場って言われてたからむしろ遅すぎるぐらいだろ」
「こんなもの上場させる東証、買う投資家の頭の中ってどうなってんだろうな」
優しさいっぱいのマーケットがオンコリスのせいで擦れてしまい、また大人の階段をひとつ登っちゃいました。
2014年の新規上場企業77社のうちバイオセクターとして3社が上場しましたが、そのうち2社の初値が公開価格割れしたのも仕方ないことだといえそうです。


アルデプロ「適時開示に該当しない軽微なIRは控えます」 

アルデプロ「アルデだよ、バブル崩壊やリーマンショックを経験して、数ある中古不動産の中で、(プロパスト除いて)最後まで生き残ったのが、アルデ。何度も傷ついても修理して蘇る様は不死鳥とも言われるんだ。
へえアンタ、不死鳥って呼ばれてんだ。
適時開示情報閲覧にゴミみたいな自社広告を垂れ流す上場企業としてはライフネット生命が有名ですが不死鳥アルデプロさんも中々どうして。
結構どうでもいいIRを垂れ流すことでよく知られております。
例えば、
「大田区の戸建住宅を買いました」
「新銀行東京から3億円ほど借りれました」
「大阪の堺で収益マンションを買いました」
「川崎市の400坪ほどの土地を買いました」
こんな感じで。

なんだかIRというか業務日報みたいですよね。
ところがこのアルデプロ、当社の適時開示の方針に関するお知らせとして、
「これまでは基準に該当しない軽微な事項についても投資者の皆様への情報提供の観点から適時開示を行ってまいりましたが、今後は基準に該当する場合(しないことが明らかでない場合を含む)に適時開示をしていく方針にしました」と発表。
どうしちゃったんでしょうか。
誰かに何か言われたのでしょうか。
やはり東証あたりでしょうか。
自分で気付いたのなら偉いですね。
少なくともライフネット生命よりは偉いです。
しかし、控えますと言った舌の根も乾かぬうちに不死鳥は羽ばたきます。
控えますIRから8日後、「大阪商工信用金庫から5億円ほど借りれました」
控えますIRから13日後、「港区の収益ビルを売りました」
控えますIRから14日後、「渋谷区の収益ビルを売りました」
えっとアルデプロさん、何か忘れてないですか?
別に忘れてない?そうですか。
これまでと変わらないアルデプロさんでホッとしたのと同時に、該当基準について議論したらしい幻の取締役会議事録を見たくなっちゃいました。

サンフロンティア不動産「いい気になるなよとの神のお告げと感じるようになりました

大和証券を主幹事とする希薄化率約15%の公募増資を発表したサンフロンティア不動産。
これを悲観視した株価は1400円台から900円台まで一気に下落。
そのため
サンフロンティア不動産は「当社の株価は市場と大きく乖離した低い水準」と負け惜しみを言いつつ公募増資の中止を決断します。
こういった中止程度ならそれほど珍しくは無いのですが、わざわざ
堀口智顕社長が中止した経緯について「公募増資の中止に関する説明」という作文を発表しました。
「今回の増資をこのまま実施させていただくことは正しいことなのだろうか、人として正しいことはなんだろうかと何度も自問自答を繰り返してまいりました」
「一段の成長を目指し資金調達を実施しようとした私たちの行為自体が、まだお前たちにはその力はないと天から警鐘を鳴らされた、言い方を変えれば天から啓示をいただいた、そのように思えてまいりました」
「いい気になるなよとの神のお告げであり、ここで無理をして、リーマンショック当時のときのように将来に負の芽を作ってはならないと感じるようになりました」
オーナー企業の社長の作文って校閲されたり出来ないのでそのまま世に放たれちゃう確率が高いのでしょうか。
こちらは楽しいので構わないですけど。

「さすが京セラ稲盛和夫さんに傾倒しているだけはあるな」
「うちの会社ならこんな案文をつくったら左遷されるレベル」
「おお、株主思いの社長かっこいい・・・とか思うわけねえだろ」
「ケツに火が付いてたら、そんな事言ってられませんけど」
「株価戻せば増資しろとの天のお告げになるんだろ」
と、みなさんも楽しくイジってたようですが、けっきょく公募増資を中止しても増資発表前の高値1667円を超えることなく大納会は1117円で終了。
今頃「中止しても株価沈んだままならやっときゃ良かった」と後悔しているかもしれません。

ディー・ディー・エス株主に我が社の指紋認証ユニット(※Windows8未対応)を2千円で買える権利をやろう

指紋認証のディー・ディー・エスが株主優待でなく新ジャンル有償頒布を開拓。
「株主には我が社の指紋認証ユニット(※Windows8未対応)を2千円で買える権利をやろう」
2万円する商品を2千円で「買ってくれ」でなく「売ってやる」というオプーナさんスタイルのIRです。

「2013年から株主数が増えてるから沢山の株主が欲しがったら損失出ちゃうかも」
体の良い在庫処分なのに、この上から目線がたまりません。
さっそくヤフオクを見に行った人もいるようで、
「転売先になるであろうヤクオク見たら軒並み1000円以下で落札されてて吹いた」
やはりもう少し謙虚さが必要なようです。

その1ヶ月後、DDSは「ひとりDDT(勝手にひっくり返って頭から地面に刺さりそうな赤字転落)」を発表。
「期ずれ・原価高 ・株主数の増加に伴う支払手数料増 ・海外出張で旅費交通費増等」がその理由だそうです。
なんだよ株主数が増えただけで会社の業績に響いてたのかよ。
有償頒布がまかり間違って大成功していたら、さらに赤字幅拡大していたのですね。
すみません、赤字幅拡大は言い過ぎでした。ヤフオクだと1000円以下ですもんね。
オプーナさんIRの時に1680円あった株価は大納会には595円。
これはもう、株主数けっこう減ってそうですね。
来期、株主数の減少に
伴う支払手数料減による上方修正に期待できそうです(ゲス顔)

エナリス「凛として

一部のウェブサイトの書き込みに端を発するエナリスの粉飾決算疑惑。
いまココ↓まできてます。
当初、池田元英社長は激おこプンプン丸で訴訟も辞さずって勢いだったのですが、そんな鼻息荒い状態から激落ちくん。
決算延期と再延期で炎上したうえ、ついには上場時から手を染めていた架空売上の粉飾決算を遠回しに認めてやんの。
どうやって儲かってるのかよくわからない発電事業が米国エンロンみたいだと笑っていたら本当にスケールの小さい「ぷちエンロン」でやんの。
挙句の果てに社長辞めてやんの。
謎の作文
「凛として」までつくってたのに。
「騙されても騙すな」って書いてたのに。
「俺の将来を信じてくれ」って書いてたのに。
この会社から多くの教訓(フラグともいう)が生まれました。
「アウェイの適時開示をできるだけ避けて、何時でも自由に削除・修正できる会社のホームページを駆使する会社はヤバイ」
「社長が謎の作文をつくるとヤバイ」
「しかもその作文が
社内で止められることも修正されることもなく、面白可笑しくありのままで世の中に出てくるとヤバイ」
社長がその意味を深く考えずに変な言葉(浄財とか)を使いはじめるとヤバイ」
別の粉飾決算疑惑で強制調査された会社と訴訟合戦をはじめるとヤバイ
トーマツが監査法人やってる東証マザーズ上場企業はヤバイ。それがMさんだとさらにヤバイ」
ざっと思い返すだけどこれだけありました。
まだまだ増えそうですけど。
社外取締役だった元Google日本法人名誉会長の村上憲郎さんが社長に就任し、上場維持にむけて逃げ切り体制に入ったエナリス。
エナリスや池田元英さんはこのまま誰からのお咎め無し逃げ切ることができるでしょうか?
乞うご期待(つづく)