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2020/08/14 東証 新規上場の承認(本則市場(市場区分未定)):(株)雪国まいたけ
https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html
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※クソ株限界集落の自治会長Y氏が解説する雪国まいたけ上場廃止の経緯

第1章(創業者・大平喜信)

・中卒裸一貫から大平喜信が会社を作り上げる。取締役も同族だらけのワンマン企業。
・リーマンショック後の2010年、経営改革のためスズキの最年少役員だった海野光広を迎え入れる。
・海野光広は大きな権限を任され、経営改革に当たる。大平喜信が会社を私物化している部分は多数あり、是正しようとする。
・大平喜信、キレて海野光広を次の株主総会で退任させる事を決める(2013年4月頃)
・海野光広、新潟日報やら(多分)SESCに大平の不正会計疑惑をリーク(2013年6月5日) 
・SESC立ち入り調査(2013年8月27日)
・不適切会計の疑いで調査委員会を設置したとIR(2013年10月25日) 
・大平喜信が社長辞任。調査結果発表(2013年11月5日) 

普通ならここで経営陣入れ替えて幕…。
だが、雪国まいたけはここからが面白い。

第2章(大平喜信からの脱却

・大平喜信の後任の社長にイオンから招いていた星名光夫が就任(2013年11月14日)
・東証に改善報告書提出。この中で、不正会計の原因とされたオーナー支配からの脱却を誓う(2013年11月28日) 

誓ったからには大人しくしててもらわなきゃ困るのだが…

第3章(大平喜信の暗躍

・星名光夫社長は「嫌な予感はしていた」とは言うが、定時株主総会で事前通告無しのクーデター発生(2014年6月27日)
・大平喜信は議長不信任を繰り返して自分が議長になり、自分で呼んだ星名光夫以下の取締役選任を全員否決。
・新たに元ホンダの鈴木克郎を社長にする。
・なぜ大平喜信は星名光夫を退任させたのか。
・2012年頃には雪国まいたけの財務はかなり悪化し、海野光広が三井住友銀行から大平喜信の辞任を条件に支援を引き出したが、大平喜信が辞任を拒否してポシャったと言う話がある。
・また、改善報告書では、大平喜信の保有株比率を下げて行きます、としていた。
・つまり、星名光夫は新株発行で財務改善とオーナーの影響排除を計画していたのではないか。
・これが大平喜信の逆鱗に触れるわけだ。

第4章(大平喜信の敗北)

鈴木克郎体制からわずか半年、大平喜信の実弟らが臨時株主総会の開催を要求する(2014年11月25日)
・取締役4人を追加選任せよと言う内容で、まあ取締役会での多数派工作だ。つまり、わずか半年で鈴木克郎もダメ出しである。
・鈴木克郎はこれに抵抗する。
・あの手この手で臨時株主総会開催を却下しようと画策しつつ…ベインキャピタルが雪国まいたけのTOB発表(2015年2月25日)
・アッと驚く奇策による創業家排除。
・大平喜信は個人で第四銀行に借金があり、雪国まいたけ株を担保に入れていた。第四銀行は担保権を行使してTOBに応じてしまう。
・この「問題児」は完全に敗れ去って、排除される。

第5章(されど大平喜信は死なず)

・どころか、ライバル企業として「大平きのこ研究所」なる会社を新たに立ち上げて、「黒舞茸」で急速に成長している。日経やテレビで取り上げられるレベル。


ベインキャピタル、おつとめ品の雪国まいたけをTOBで天ぷらに(2015/02/23)

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